The Holy of Holies

ひたすら自分に優しい日記

SWAN-白鳥-モスクワ編(2)SWAN-白鳥-モスクワ編(2)
(2012/02/08)
有吉 京子

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すみません、実はあたくし有吉京子先生の「SWAN」の大ファンなのであります。
というわけで、以下SWANについて一方的な妄言が続きます。
ただの独り言状態の書き込みですので、SWANをご存じでない方はどうかスルーなさってください。時間の無駄です。


少女マンガに出てくる男性キャラの中で、SWANのレオンが1番好きだったりします。
どちらかというと汗くさいマンガが好きなのですが、有吉先生のマンガだけはずっと読んでいて、コミックスも大切に取ってあります。
あの華麗で繊細すぎる絵柄と、物語の透明な精神性が自分と極端にかけ離れて過ぎているせいでしょうか。
絶対着られないレーシーでガーリーなお洋服を眺めては幸せに浸るのと似ています。
あとバレエが、顔が引きつるほど好きなので、バレエマンガはどれも大好きということもあります。
その中でもSWANは特に好きな作品で、続編が出ると知ったときは大感激でした。
ここを覗いてくださっている方の中にSWANが好きな方がいらっしゃいましたら、本当に嬉しいです。

ただ今連載中のモスクワ編は本編から2年後の話で、先日発売された2巻は物語が大きく動いた内容でした。
1巻は近況報告みたいな感じでストーリー的にそれほど進んだ印象はなかったのですが、2巻は主人公の真澄ちゃんの内面にがっつり踏み込んで、そのまま作品のキモにまでなだれ込むようなストーリーになっていました。
そして! ついに! なんと! 100万円が! というところで続く。

続きの3巻が出るのは1年後であります。
1年って・・・(ΦωΦ)
とても1年など待てないので雑誌のほうを速攻買ってしまいました。(2巻のすぐあとの話が今発売中の雑誌に載っている)
そこには本編連載終了から30年の時を経て、ファンが待ち望んだ、待ち望んでいたとはいえ決して見ることが叶わないと諦めていたシーンが!
描かれていたのだす
どういうシーンかというと、ドカベンに例える山田と里中くんがMBLへ行ってバッテリー組んで同じチームに不知火や殿馬や岩鬼がいて監督が土井垣と犬飼小次郎のW監督でワールドシリーズに優勝するみたいな? 
まぁそういう夢のようなシーンが描かれていたのでありました。(夢…か?)
よかった~本当によかった。生きててよかったと思えるシーンを読むことができて、幸せに浸っているところです。(例えに出したドカベンのあのシーンを読んだら、生きててよかったと思えるかというと、それはまた別の話)
ちなみに嬉しい涙も流せますが、反対の悲しい涙も出てくる内容でした。
長い間、この作品を読んできた人間にとって万感胸に迫る内容となっています。

バレエ経験者や実際踊っている人にとっては山岸凉子先生の作品が現実に近いと聞きました。
確かにそうなのかも。
私のまわりのバレエをやっていた人たちは山岸先生のほうが好きでした。
アラベスクはもちろん(懐かしい)舞姫・テレプシコーラはとてもリアルでしたね。そして面白さがハンパなかった。
SWANはある意味ファンタジーかもしれません。
その精神的なところがいいなと思うのですが。

というわけで、「今モーレツに感動している!」という一方的な書き込みでした。
相変わらず私は英語で言うところのバカです。
もしここまで読んで下さった方がいましたら、本当にありがとうございましたm(__)m


SWAN MAGAZINE―スワン・マカ゛シ゛ン Vol.26 2012冬号SWAN MAGAZINE―スワン・マカ゛シ゛ン Vol.26 2012冬号
(2012/01/15)
有吉京子ほか

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↑速効買った雑誌。SWANファンなら買って損はない。


以下は拍手御礼です。
ありがとうございます(T.T)

小澤征爾さんと、音楽について話をする小澤征爾さんと、音楽について話をする
(2011/11/30)
小澤 征爾、村上 春樹 他

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この本は発売を知った瞬間、ネット予約して、手元に届いて以来、少しずつ、本当に少しずつ読み進めています。
本を手にとって偶然開いたページだけを読む。
けっして数ページ先へは進まない。
しかしガガガッと読んでしまい、ああああああッなんと勿体ないことをと閉じる。
表紙をなでて我慢する。もしくは何度も読んだまえがきとあとがきを読む。
そのうち我慢していることに飽きる。もしくは忘れる。
翌日、また本を手に取る。開く。そこだけ読む。
以下繰り返し。
バカかおのれは。
いつまでも読み終わりたくない、この至福のひとときにずっと浸っていたい本がありますが、私にとってこの本はそんな一冊なのでございました。

二人の対話はとても贅沢な内容で、マエストロが口にする音楽の友のまぁ豪華なこと。
特にグレン・グールドとも知り合いだったという事実に震えるぜハート燃え上がるほどにヒート。
マエストロはグールドのことを「グレン」と親しげに呼び捨てていましたよマイフレンド。
グールドは1番好きなピアニストなのです。伝説です神です。
そのグールドをグレンと呼び捨て、自宅へ遊びに行ったというエピソードまで披露するマエストロ。
マエストロの住む世界は本当に音楽界の頂点なのだなと、しみじみ感じ入った次第です。

グールドの音楽についてかなりページを割いて対話しているのが何とも嬉しいのですが、先述のグールド宅へ行ったとき、紙面には載せられないエピソードをマエストロが語ったらしい。
いったいどんな?
どんなことがあったのですか!!!!!
やっぱりあれ系か?
激しく知りたい。
どこかでチクッていただけないものだろうか。

いうまでもないことですが、村上春樹の音楽の知識もまぁすごかったです。
そして、とても豊かな感性で聴いていることもわかり、それら知識と感性でふと気に留める個所、選ぶレコード、曲がまた素晴らしいらしい。ドドドドド素人の私にはけっして踏み入れることのできない領域なので、よくわからないのですが。
そういう人が聞き役だからこそ、マエストロもガンガン語ったのですよね。
読んでいて、村上春樹の聞き役も見事だとため息がでました。
そしてやっぱり対談の雰囲気の出し方が絶妙です。
こういう時間を人生で持ちたいなぁと思わず感じました。

とにかく、どこからどこまでも贅沢な本だなと思います。
クラシックとこの2人のうちどちらかでも好きな方には超おすすめ。
あ、マエストロの若かりし頃の自伝も超おすすめです。

今年もこういう面白い本とたくさん出会いたいです。


ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
(2002/11)
小澤 征爾

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以下は拍手御礼です。
いつもありがとうございます。

わたしが明日殺されたらわたしが明日殺されたら
(2011/05/21)
フォージア・クーフィ

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最近のわずかばかりの読書の中で、1番心に残ったのがこの本でした。
アフガニスタンの次期大統領候補である女性政治家、フォージア・クーフィの自伝であります。
自伝といっても彼女はまだ36歳(1975年生まれ)なので、自伝というより半生の手記といったものでしょうか。
この手記は、彼女の愛する2人の娘に宛てた手紙という形で綴られています。
いつ暗殺されてもおかしくない立場である彼女から娘たちへ、自分がどういう人生を歩んできたかを語る、いわば遺書みたいな手記であります。

私は世界情勢というものにまったく疎くて、最近になって子供の出生率が1番低い国がアフガニスタンだということを知りました。
それからすぐこの本と出会ったのですが、その時はすでに出生率のことなど忘れていまして(・・・)、冒頭のページでこの事実に触れた文章を読んで、「ああ、そういえば」と思い出したという、世界情勢などという言葉を使うのも憚られるほどのバカヤロウなのでございました。

バカヤロウは仕方ないとして、同じ事実に2度触れたことで勝手に運命を感じ、読み進めていったのですが、初めて知ることばかりで、大変衝撃を受けた次第。
中国の文革やカンボジア、アフリカの国々もそうでしたが、その国で何が起こっているのか、起こっていたのかは、外国からは本当にわからないものだと改めて感じました。

彼女が語る半生は、アフガニスタンの内戦の歴史と重なります。
内戦が行われている日常がどういうものなのか。
ロケット弾が飛び交う街を、彼女は英語を学ぶため走り抜ける生活を送っていたそうです。
そしてタリバン。
日本にいる我々の日常とはあまりにも違い過ぎる日常を送っている人たちがいるのだと、今さらながらに生々しく感じました。
アフガニスタンという国の現代を知ると同時に、日本の現代について、世界の視点から再認識もできます。

彼女は今も元気で過ごしているらしい。
暗殺など絶対されないでほしいと願います。
忘れられない一冊となりました。

ああもういや・・・
カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」(原題は「Never Let Me Go」)を読んでしまいました(TДT)
この本が大好きな方には大変たいへん申し訳ないのですが、私にとっては地雷の一冊となりました。
あまりに奈落へ落ちたので、このイヤ~な読後感を分かち合うべく、ありがた迷惑な書き込みをすることにいたしました。キエェェ~ッ!


この本は映画化されて、春頃に日本でも公開されていましたね。
私は映画を見損ねてしまい、見てきた知人に感想を聞くと「とてもよかった」ということだったので、それなら原作を読んでみようと思ったわけです。
ただしこの知人は「ブラックスワン」を見た衝撃から浮上するため、この作品を見て「よかった」という感想を持ったらしい。
「ブラックスワン」に比べればいいということだったのか。

だが私にとってはどちらもPTSDだわい。

映画評も概ね評価が高く、素晴らしい作品なのでしょうが、絶対見ない。
感動なさった方には本当に申し訳ない限りです。


ストーリーはこちらをご参考ください。


以下、もしかするとネタばれが含まれるるかもしれませんので、内容を知りたくない方はパスなさってくださいませ。




私は本の裏表紙に書かれていたあらすじと、第1章を読んだ段階で、ものすごく嫌な予感がしました。
提供者を介護する介護人、キャシー・Hやグレアム・Kという名前。
殆どの方は大体予想できるのではないでしょうか。

ストーリーは嫌な予感通り、「生命」の根幹に触れながら、現実として認識しているこの世界は置かれる立場によって異なるものであり、小説に描かれている世界は私たち自身のメタファーなのかもしれないとさえ思い至るものでした。
そう考えたとき、本当に怖くなりました。
また、子供のときに認識していた世界と、大人になってた認識した世界のギャップというものも考えてしまいます。


淡々と運命を受け入れていくように教えられた少年少女。
1人、癇癪を持ち感情を爆発させ、まわりから疎まれていた少年こそが、本来の人間らしい姿ではないのか?
では人間らしさとは?
犠牲を前提とした生命は許されるのか。
倫理とは何か。


などなど、この1bitの頭の許容範囲を超えた思考を投げかけられ、まるで日本海溝に沈められ、水圧で圧死した錯覚に陥りました。
主人公を含め、ここに出てくる少年少女たちの人生を想像するとき、言葉にはできない感情がこみ上げてきます・・・


いろいろなことを投げかけ、脊髄とか脳髄とか細胞に直接語りかけてくる、もの凄い小説でした。
もちろん感情にも。

可能なら原文で読まれることをお勧め。
それから翻訳を読むと、翻訳者の力量の凄さを実感できます。
日本語訳のほうが曖昧さがいい方向へ働いて、抑制の利いたミステリアスな面がより楽しめると思います。


「面白い!」というにはリアルすぎるのでお勧めはしませんが、衝撃を受けたい方は、よろしければ。
この本は字面を追うことより、文章から想像する切実さ、フィクションなのだけれど、わたしたちが想像することによってそれは現実の痛みとなり、その想像に打ちのめされるといった種類の小説です。
感受性の強い方は避けたほうがいいかもです。
深く深く思索を掘り下げてくれる、希有な小説なことは確かでは。
ただ2度と読みたくないし、思い出したくないですが!
個人的にこういうものはダメなのじゃ!!

ああ~、この虚しさ落ち込みを如何にとかせん。
早く忍たま乱太郎が見たいな~と願う今日この頃です・・・




わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)
(2008/08/22)
カズオ・イシグロ

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以下は拍手御礼です。
ありがとうございます(´;ω;`)

龍馬暗殺の実行犯ズが発表になりましたね。

記事はこちら

亀でしたか~。
白洲次郎にも出ていましたしね~。
紀香のドラマなどNHKドラマに結構出ていたし(筒井康隆の七瀬のドラマはよかったな)、なかなかよいキャスティングではんいかと感動。
記事の画像を見る限り、またグッドな扮装をしているではありませんか。
私の周りのヒトビトは、龍馬伝は人物を汚しすぎでダメという意見ばかりなのですが、その汚れすぎた姿がよいのだす!
亀がどのような演技をするのかとても楽しみ。
バネの利いた小気味いい踊りをする役者さんですから、殺陣とか立ち居振る舞い、着物のシワまでじっくり鑑賞したいものです。
いや~、風林火山以来の大河で、その意味でもじ~んとなりました。
それにしてもあと数回で終わりなんて、やっぱり淋しいです。


さて。
今日はドラフトでしたね。
夜のドラフト番組をうっかり見てしまい、大号泣していました(TДT)
それぞれの人生のドラマにいちいち滝涙。
あの番組を見てこれほど泣いたのは全国で徳光と私くらいなものだろう。
なんでこれほど涙腺が反応したかというと、番長・清原が出ていたからです。

清原といえば桑田。
この2人に起こったドラフトのドラマとその前後の歩みが重なって、いちいち感動していました。
それというのも、先日、桑田の著書「心の野球」を読んだばかりだったのです。
わたくし、実は桑田のファンだったりします。
熱狂的とまではいかないものの、すごい人だなぁと感動している1人なのでありました。
いったいどんなことが綴られているのかと「心の野球」を読んでみたら、これがもう大感動でした(T.T)
何度も目頭を熱くしながら読み進めました。
一事が万事といいますが、まさにその通り。
この人は野球に全てを捧げ、真摯に、誠実に取り組んでいる方ですが、それは野球以外でも同じ姿勢で取り組む人なのだと改めて知りました。

語られる過去と行動と思考がいちいち凄すぎて、メジャーで選手になったばかりか、早稲田の大学院を主席で卒業した影には、このような努力があったのかと胸が打たれるのでありました。
人間的にりっぱすぎて、拝みたくなるほどです(T.T)
個人的に興味深かったのが、自己啓発とスビリチュアル(この2つは基本的に内容がとてもよく似ているのです)の本の内容と共通するところがいくつもあったところです。
そういう点でも面白い本でした。
しかしここまで努力できて、精神的にタフな人だとは思いませんでした。
ナルシーな面もあるものの、それすら納得してしまう。
そしてやっぱりアタマのいい人なんだと、こちらもしみじみ納得してしまいました。

引退してやっと清原と昔の仲に戻れたという箇所に、切ないまでに人生の豊かさを感じてしまい、おもわず涙。
スポーツは人間の予想を遙かに超えたドラマが起こる世界で、その世界でプロとして活躍したばかりか、次のステップにも果敢に挑戦し続けている人の言葉だからこそ、いちいち胸に響いてくるのであります。
もうすごすぎて拝むしかないわよ・・・

そうそう、桑田は滅多に感情的にならないそうなのですが、清原が一度だけ桑田が怒らせたそうです。
清原が桑田の顔のホクロを数えていたらご立腹したらしい。
この本の中で一番感銘を受けたエピソードですわ。
そんなこんなで、「尊敬する人は」と聞かれたら、「クワタ」と答える日が続きそうです。

野球ってやっぱりおもしろいですね。
そろそろ日本シリーズがはじまります。
わがヤクルトスワローズは関係ありませんが、それはそれとして楽しもうと思います。


心の野球―超効率的努力のススメ心の野球―超効率的努力のススメ
(2010/06)
桑田 真澄

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クワタはもう心配いらないと思うけど、キヨハラは大丈夫かしら。
コーチとか監督なんて出来そうもないし、解説もダメだし、ちょっと心配だわよ。
お願いだからK-1とかに出るのだけはカンベン。



以下は拍手御礼です。
ありがとうございます。