The Holy of Holies

ひたすら自分に優しい日記

以前、ここに書いたことのある利休の茶杓「なみだ(泪)」が、ただいま徳川美術館で展示されています。
3月6日まで展示予定です。
もっと早くにご紹介する予定だったのに、今日になってしまいました。
お近くで、お時間のある方はぜひ。
「なみだ」と名づけた織部の心情はどのようなものだったのでしょう。

所蔵元の徳川美術館のツイートと、美術展を紹介した毎日新聞の記事を貼っておきますね。



毎日新聞の記事はこちら

井上靖の「本覚坊異聞」で、織田有楽斎が、戦国時代の茶人は皆腹を切るか殺された。このように生き残った自分ははたして茶人と言えるのか、というようなことを吐露している場面があります。
なるほど、あの時代の茶の湯は命のやり取りの場であったわけですね。
茶室に刃物を一切持ち込めないようにしたのは利休でしたでしょうか。
あの狭い茶室に入れば、客の命は亭主が握っているという空間を作りあげてしまったのですから、やはり利休は秀吉に殺される運命にあったのだろうな、なんて思ってしまいます。
利休の一番弟子であった山上宗二は、秀吉の小田原攻めの際、小田原城で明日死ぬかもしれない武士たちに何度となく茶を点てたそうです。
どんなお手前だったのか。客はどのような所作だったのか。茶室の空気はどのようなものだったのか・・・

宗二は反骨の茶人でしたから、師匠と同じく秀吉にたてつき、耳と鼻を削がれたうえで打ち首にされました。
師匠・利休が切腹する1年前のことです。
この時代、いかに茶人と茶の湯の力が大きかったかがわかります。

さて、宗二が小田原城にいたとき、茶の湯の手ほどきを受け、弟子となったのが、板岡部江雪斎であります。じゃーん。
以降、江雪斎は茶人、文化人としても名を馳せていくのであります。
江雪斎は、織部のことをどう思っていたのでしょうか。


ところで。
真田丸の記事に書き忘れたのですが、信繁の叔父、信尹のことです。
信繁の首実検をしたのが、この信尹だったという説があるのですが、このとき信尹は首を見て、「信繁かどうかはわからない」と答えたそうです。
本当にわからなかったのか、それとも敢えてわからないと答えたのか。
私は後者の説であってほしいと! 思うのであります!! 切ない!!!
結局、鹿の角の兜から信繁だろうと断定されるのですが、この信尹の「わからない」というひと言から、信繁生存説が生まれたそうです。その時、歴史が動いたのですな。
その信繁の首ですが、どこに埋葬されたのか謎です。
現在も行方不明です。
幕府が神格化や反幕府勢力の象徴として奪われるのを恐れたのか、記録にないそうです。
一説によると、信繁を討ち取ったとされる越前藩士・西尾宗次が持ち帰り、福井の寺に埋葬したということです。
この西尾宗次を使って、木下昌輝先生が面白い短編を書いています。

真田丸では西尾宗次を登場させるのでしょうか。
もし登場するとして、それがタクシードライバーだったりしたら、わたしは号泣して嗚咽して狂喜乱舞して昇天するであろう・・・
まぁタクシードライバーではないにせよ、西尾宗次が出るとしたら、きっと最後の最後で粋な配役が用意されているはずと期待しています。

というわけで、最近すっかり戦国時代に心を躍らせています。


以下は拍手御礼です。
ありがとうございます!

 
 
 
 
 
 
 
 
3月2日 1拍手

3月4日 2拍手

「いいのだろうか」に1拍手、「真田丸」の7回と8回にそれぞれ1拍手ずつ頂戴いたしました。

三日月はお陰様で元気にしています。あまりに鷹揚で、まだ脱がすことができません・・・
あの方に辛い思いはさせられないという・・・
レベル上がると手入れが大変なので、そのうち脱がしますが、しかし三日月のじじい、麗しいです・・・

拍手、嬉しかったです(>ω<、)
ありがとうございました。


ここからは頂戴したコメントへの御礼でございます。

りくこ様
りくちゃん、このたびもありがとうございます。
江雪さんと、江雪斎は外見が正反対だと思うのですが、江雪斎の心情を表したのが江雪さんなのかなと思っています。
和睦、強いですよね。
私は太刀はほとんど使わないのですが(・・・oh・・・)、誰か1人選ぶとすれば江雪さんを選ぶと思います。
小狐は省エネでエコですが、頼るとすれば江雪さんなのでございました。
真田丸で江雪斎が注目されることを祈っている毎日です(T.T)
またいろいろお話させていただければ、ありがたき幸せでございます。
(そういえば、りくちゃんはねんどろとかスケールは手を出していますか? 私は鶴といち兄をお迎えすることに・・・この世は天国です・・・)

お二方とも、お心遣いをありがとうございました。
心より御礼申し上げます。

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