The Holy of Holies

ひたすら自分に優しい日記

突然18回目から官兵衛の感想を書き始めております。
なんの前触れもフオローもなくすみません。
1回目から17回目まではそのうちまとめて書ければと思うのですが、
なんというか、こう、あまり熱くなれない大河ではある・・・
私だけなのであろうか・・・
面白いことは面白いのですが、清盛や龍馬伝のときのようなパトス、ロゴス、エートスが感じられぬのだアリストテレス!

さて21回です。
岡田准一はどんなに汚れても格好いいですね。
という回でした私にとって。

それにしても土牢は凄まじかったですね。
ゲシゲジやネズミのトッピングつきで窓ガラスなし。
さすがは美術さんが「地獄を見せる」と張り切っただけはありますね。
ネズミを捕まえて喰う名前をつけ友達になるみたいなシーンはなかったか。

どこかの史料に、幽閉中はだしの美しさと外に見える藤の花が心の支えだったみたいなことが書かれていたそうで、史実をきちんと綺麗になぞっていたことに感動。
まただしたちキリシタンの賛美歌と祈りが牢の官兵衛をなぐさめていただろうことも容易に想像できて、官兵衛が後年キリシタンになることもすんなり受け入れられそうです。
前回の祈りのトーンも胸に沁みました。
賛美歌ってほとんど長調の明るい旋律なのですが、その明るさが余計悲しさとか切実なものを浮かび上がらせるようで、せめて歌だけでも官兵衛の耳に届くようにと手を合わせるだしの姿が痛々しくも美しかったです。
自分は祈られている、自分のために祈っていてくれる人がいると知ったことは、官兵衛にとって大きな支えとなっていたんじゃないかと思うのでした。

土牢で官兵衛の足がアップになるたび、「嗚呼(´;ω;`)」と見ていて辛かったです。
じわじわ悪くなっていくさまを強制的に確認させられているわけで、こちらが拷問されているみたいでした。

牢番はいい人でしたね(´;ω;`)
確かこの人の息子が活躍するはず・・・
ドラマにも出るといいな。

懸命に官兵衛を救おうとするだしと、そんな妻からどんどん心が離れていく村重の夫婦は見応えがあります。
村重のだしに対する視線がどんどん冷ややかになり、だしも視線を逸らすことが多くなっていったりと、戦国時代の夫婦はこうでなくてはなりませぬ。
次回予告を見て、村重が出奔を決意するのはこういうことがあってのことだったんだなと納得しました。
この夫婦だけはシェイクスピアが入っていますよね。

信長がいい感じに狂気を帯びてきました。
うひょ。
孤独と狂気が綺麗に比例しています。
松寿を始末せよと命じたとき、家臣たちの信長に寄せる信頼がざざざ~っと引いてしまったようでした。
唯一、秀吉だけが心情的に側に残ったといった感じでしょうか。
この前の「秀吉」では、天下人となったあとの破綻していく秀吉をやりませんでしたよね~。
脚本家も同じ先生、秀吉も同じ、ということで、この官兵衛では「秀吉」で描かなかった晩年の秀吉をどう描いていくのか、とても興味があります。
信長も村重も、上り詰めれば詰めるほど孤独になって疑心暗鬼に陥り、ただ今絶賛陥落中。
そしてそんな信長と村重があまりにも違いすぎるところも面白いですよね。
秀吉はどう描くのでしょうか。
そのときの官兵衛も楽しみです。

ところで、少し気になるのが、このドラマ泣きすぎるよ。
泣く=熱演ではなかろう。
柴田恭兵も前回と今回、家臣と秀吉の前で泣いていて、その姿に感動したという声多数みたいですが、視聴者の情に訴えるための演出だとしたら、あざといです。
演技は素晴らしいと思うものの、この時代の武士たちが、しかも殿と呼ばれた人物が人前でこうも感情的になるだろうかと疑問を持ってしまう。
それとも史料に、この時代は人前でけっこう泣いたなっしー!みたいな記述があるのだろうか。
光が、松寿の成敗を聞かされたときも泣きながら秀吉に食ってかかっていたシーンも、ちょっとやりすぎなのではと引いてしまいました。感動した方には大変たいへん申し訳ないのですが・・・
あそこはぐっと堪えたほうが感動倍率ドン!さらに倍!だったように思う。
ちょっと演出が過剰気味かもよ。

ところで、善助のヨメ、お道がやたら存在感ありますね。
さすがはハリウッド女優。ウルヴァリンとの共演はダテじゃありません。
セリフはなくても、とにかく目がいってしまいます。
もっと出演シーンを増やしてほしい。

というわけで今回もそれなりに楽しませていただきました。
ありがとうありがとうありがとうNHK!!!!!!

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