The Holy of Holies

ひたすら自分に優しい日記

会津が落城しやした。
「降参」という言葉がこんなに重く、屈辱と脱力を孕むものだったのかと初めて知りました。
墨で照姫が書いていましたが、あれは血文字のようなものでしたね。

冒頭の父上出陣のシーンが出色でした。
これが家族との根性の別れになると知っていたので、いちいち悲しかったです。
最先端をいく砲術家が時代遅れの鎧兜で身を固めているのが何とも切なく思えました。
予告にあった戦闘シーン(「弾がねえ!」と叫ぶシーンなど)はカットされたのでしょうか。勿体ないべ。
(☆追記…根性ではなく今生でした。見せしめのために根性の別れを残しておきもす。ムキィ)

父上役の松重豊さんといえば、2007年に放映された民放ドラマ「白虎隊」で山本覚馬を演じておられました。
今回はその覚馬の父親役とは、不思議な巡り合わせですね~。
このドラマ、私は大変感動しまして、白虎隊関連では1番なのではないかと勝手に決めつけています。
ただ史実よりドラマ性を重視した作りになっていた記憶があるので、歴史に詳しい方にとってはイエローカード連発かもしれません。
ちなみにこのドラマ、メイサちゃんも出演していまして、役は中野竹子をモデルにした娘子隊の役でありました。
ここでは市街戦で額を撃ち抜かれ、母親が介錯して首を持ち帰っておりました。
八重の桜では竹子本人を演じたわけですから、これも何やら縁のようなものを感じてしまうのでした。

籠城はもっと悲惨な状況を描くのかと予想していたら、それほどでもなく(鬼畜か、わしは)、もっと突っこんで描いてもよかったのではと思いました。
昨夜、タイムスクープハンターを見たのですが、こちらの臨場感がハンパなくて、いい感じで補完していただきました。
相変わらずこの番組はリアルだ・・・
リアルすぎて怖い・・・
落武者の回なんてホラーでした・・・(>ω<、)

恭順を決め、降参、開城までも、もう少しドラマチックに突っこんで描いてほしかったかもです。
八重の連続5、6人射殺百発百中なんてのはいいから(強すぎる…)、家臣たちのそれぞれの胸中や行動を映すシーンをもっと見たかったです。
特に全面降伏するときの、降伏の条件を伝えられ、それを飲むシーンや、降伏式についてももう少し詳しく説明してほしかった。
殿が家臣たちに恭順を伝え、八重の魂の叫びのシーンはとても感動的でしたが、そのあと史実に基づいて降伏式までのいきさつを粛々と描いてほしかったところです。
個人的に、情で描くより理性で描くほうを見てみたかったです。

とはいえ八重の「日本中に言いてえ!」という下りは、ドラマ前半のキモでしたね。
誰もが思っていることを、八重が叫んでくれました。
あそこは泣けたべ(T.T)
みんな歯を食いしばって嗚咽を堪えていた姿にまた涙。
あの時代、会津藩の誰もが思ったことなのではなかったのかなぁと考えながら見ていました。

そして八重はあろうことか殿に向かって「生きよ!」とか申しておりましたが、一体何様。
八重様か。
なら仕方ないべ。

「生きよ」といえば殿の「生きよ」はよかったですね。
あそこも泣けました。
頭を下げる殿にも涙。
また家臣たちも、そんな殿をどれだけ慕っていたかがひしひしと伝わり、主従の絆と信頼の堅さ、深さにやはり目が決壊いたしました。
いい主従だ・・・(´ノω;`)
あの場にJOJOのキャラがいたら「 う~~ううう あんまりだ…HEEEEYYY あァァァんまりだァァアァァァ!!」と泣け叫び、「会津の主従は世界一ィィィィィッッ!!」と叫んだであろう。
このシーンでさりげに何度か萱野権兵衛をアップに映しているあたり、伏線に余念がありませんな。

板垣が出てきましたが、降伏の条件を提示したのが板垣だったとか。
しかし今回の土佐藩の描き方で、高知県民を敵に回さねばよいがと心配しちょります。
大丈夫かな・・・
板垣が異様にかっこいいから許してくれるか。

見ている側も、やっと戦が終わったかとようやく力が抜けるような回でした。
会津の矜持、誇り高さがしっかりと伝わってきました。
ただ悲劇はここからが本番ですね。
斗南藩に移ってから本当の苦労が始まります。
八重様ご一行は京都へ行きますが、斗南藩のこともきちんで描かれていたらいいなと思います。苦労が少しでも報われると思うので・・・

残念なのは殿の出番がこれでほぼ終わりということです。
殿・・・よかったよ殿。
綾野剛見たさに非科学忍者隊ゲッチャマンを見に行くと決めた夏。
暑い日が続いておりますが、どうかお体大切にお過ごしくださいませ。
今回も堪能させていただきました。
ありがとう、ありがとう、ありがとうNHK!!!


拍手を戴いております。
大変申し訳ありませんが、御礼は日を改めてさせてくださいませ。
我が儘申します(T.T)


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