The Holy of Holies

ひたすら自分に優しい日記

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やっと評判の冲方丁先生著「天地明察」を読みました。
これは面白かったです。
最近読んだ小説の中ではダントツによかった。
主人公の渋川春海については、江戸時代に新暦を作った人物くらいにしか知識がなかったのですが、冲方先生がいつか小説にとずっと温め、史料を調べていた人物ということ、司書の方がいいよと勧めてくださったこと、またさまざまな賞を受章されていることも重なって、期待と好奇心に駆られて手に取ってみたら、これがめちゃくちゃ面白かったです。

長年温めていた構想だけあって、様々な登場人物の描き方、それぞれのシーン、事実など、どれもいきいきと描かれてページ数の割にはまったく飽きません。
作品への著者のスタンスというか距離感がいいなぁと思いました。
熱い筆致ではなく、硬い筆致でもなく、時代もの特有文体でもなく、どちらかというと柔らかで、水とか暖かな空気みたいな雰囲気で、清々しくもある文章でした。
それが却って著者の思い入れを表しているように感じました。
他人に押しつけるのではない、誠意さえ感じる作品で、読者と作者の視点が同じ位置というのでしようか、この本の主人公から受ける感銘と同じ感動が全編に溢れていると思います。
とても読みやすい文章なんですよね。それがとても不思議で、この著者の筆力を表しているんだろうなぁと思います。
それと構成がいちいち泣かせるのです(T.T)
散りばめられたエピソードがあとから効いてきて、思わず目頭を押さえること数回。
いや、感動しました。
そして、個人的に大尊敬している和算の関孝和がピリッと効いていて、素晴らしかった。
保科正之がまたよろしい。
徳川家ではこの人が一番好きで、いつかドラマにならないじゃろうかと願っているのですが、大変よろしく描いてくださって、ばばも本望ですわい。
この本は角川ですから映画とかドラマになりそうな予感がしますが、ストーリー的には大変地味なので、ばかみたいなキャスティングで無意味に感動的に創りあげる商業主義的制作サイドより、NHKあたりでじっくりドラマ化してほしいかもです。

こういう新しく何かを創り出す人のドラマは感動しますね。
そこには草創期の苦しみが必ずあり、それを乗り越える人間の知恵と勇気に胸が熱くなります。
今では普通とされることも初めは誰かが発見したり考え出したことであり、それを生み出すまでの生みの苦しみは想像するに余りあるものだからです。
といってこの本はど根性ものでは決してなく、ただただ改暦などに打ち込む主人公を淡々と、温かく描いていきます。
難しい専門的なことが、恐らく敢えて省かれているところも読みやすい点なのかもしれませんね。

というわけで、感動しましたという一方的な発言でした。
迷惑この上ないです・・・


天地明察天地明察
(2009/12/01)
冲方 丁

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以下は拍手御礼です。
ありがとうございます(T.T)

 
 
 
 
 
 
10月16日 1拍手

10月18日 7拍手

10日20日 1拍手

10月25日 1拍手

以上、頂戴いたしました。

戴いた記事は・・・
「史上最高(かもしれない)マークス」に1拍手
「気が狂いそうだ」に2拍手
「龍馬伝41回続き」に2拍手
「龍馬伝42回」に4拍手
「龍馬伝43回」に1拍手
このように頂戴いたしました。
どうしようもないマークスの記事2つにまで拍手を頂戴しまして、ありがたいというよりすみませんという気持ちのほうが勝っております・・・
高良くんは来年春からの朝ドラに、ヒロインの相手役として出演が決定したそうです。
ゲゲゲの向井理みたいにブレイクしてほしいものです。
龍馬伝は、私の周りでは篤姫に感動した中年から上のお嬢様方には、ほぼ大不評みたいです。
こんなにクオリティが高い作品なのになぜ。
まぁな、渡鬼に感動し、相棒のミッチーがキライというヒトビトとは感動をわかちあえるわけがないか・・・
なんてチクと淋しい思いをしておりまする。
皆さまのまわりではいかがでしょうか~。


ここからはコメントへの御礼でござる。

永田雄之様
このたびも素晴らしいコメントをありがとうございます。
いつも拝読するたびに、たくさんのことを教えていただいております。
コメントに書かれていた「花神」は私が一番好きな大河ですので、嬉しかったです。
と言いましても子供だったため記憶が薄れているのですが、
松陰が「人には春夏秋冬というものがある」と語ったシーンや、
おうのが自分のお膳を運んできて、誰もいない部屋で漬け物をポリポリ食べていて、
そのあどけなさと色っぽさが混ざりあった姿を、隣の部屋にいた高杉晋作が思わず笑みを浮かべながら眺めていたシーンとか、
聞多と伊藤俊輔がエゲレスに渡るシーンとか、
桃太郎侍の河井継之助とか、もちろん村田蔵六先生とイネなど、今でも鮮烈に覚えているシーンがいくつもあります。
永田さんが書いておられて岡本信人さんと篠田三郎のシーンは残念ながら覚えておらず、悔しい限りです。
でも、目に浮かぶようです・・・
まさか花神についてこうしてお話させていただけるなんて、大感激しています。
今週、グラバーが「無名の若者たちが日本のことを真剣に考える姿に感銘を受けた」ようなセリフを言っていましたが、いただいたコメントに同じようなことを書かれておられたなと、ドラマを見ながら思い出していました。
龍馬伝はラストへ向けてスリリングな展開になってきましたね。
どういう最期になるのかとても楽しみです。


りえ様
こんにちは!
ミッチーの情報をありがとうございました。
そうですか、そのような大器の片鱗を見せていたのですね・・・
いつも貴重な情報を教えてくださって、コメントを拝読するのがとても楽しみです。
ミッチーといえば、「明日の記憶」の医師を演じた演技がとても記憶に残っています。
これはいい演技でした(T.T)(おいしい役ではありましたが)
龍馬伝は、えっもう終わるの?といった印象です。
昨年が昨年だったからなのでしょうか~。
昨年はブッキーの「これはしたり」という呪文が放たれ、摩訶不思議な世界が繰り広げられたわけですが、今から考えるとあれはあれで、・・・う~む、どうでもいいか。
鎌倉ですが、図書館の仕事がどうにもこうにも休めなくなっていて、連休が難しそうです。
日帰りで鎌倉って超無謀ですよね・・・
ああ稲荷寿司・・・(TДT)
こうなったら東京の美術展に行こうかなと、ただ今やさぐれておるのでした。
はう~~~(´;ω;`)


皆さま、本当にありがとうございました。
心から御礼申し上げます。

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